31.
君が今眠っているなら、夢にそっと潜り込みたい。悪い夢なら救い出そう。優しい夢なら寄り添おう。目を閉じてもいいかな。離れ離れはやっぱり寂しいよ。繰り返した思い出は擦り切れた。君に、会いたい。せめて夢の中でも、覚めてしまうと分かっていても、君に会えるなら何だっていい。早く、会いたい。
32.
今日も、眠れない。目を開けたまま朝が来る。明日を失ったのはいつだろう。数え切れないほど遠い日のこと。おやすみ、おはよう。おはよう、おやすみ。ずっと口にしていない。冷たいベッドの上で、冷めた夢に浮かぶ。ゆらゆら揺られ、千鳥足で現実に戻った。カーテンの裏側で月が笑う。長い夜の幕開け。
33.
好きにやればいいさ。分かっているよね?好き勝手とは違うよ。一人に一つの人生だ。自分がすべてを決めるんだ。手綱を離すな。時に波に飲まれても。誰にだって、一度や二度、何度も襲う。どうにもできなくてもいい。握ってさえいれば、チャンスは必ず訪れる。その目を凝らせ。未来へと光が差している。
34.
隣にいることはできなくても、側にいることはできると思うんだ。僕は君のこと、君は僕のことを考える。例えば僕はこんなふうに。あの服君に似合いそうだ。君が喜びそうなケーキの美味しいカフェを見つけた。君の好きな音楽が流れている。僕も好き。今夜は満月。君も見ているかな。どう、やってみない?
35.
会いたくなったから会いに来たんだ。会えなくなったらどうしようって不安になったんだ。君はどこにも行かないよね?僕から離れたりしないよね?突然消えたりしないよね?みんな、みんな、いなくなっちゃったんだ。気づいたら、手が赤く濡れている。冷たい、とても冷たい。怖いよ。君に触れていいかな。
36.
君から突然、会いたいのメール。何でだよ。僕は君に何もしていない。もらうばかりで、何もあげられてないんだ。なぜ?なぜ?分からないよ。君はたくさんの友達に囲まれている。僕なんかとっくに忘れられたと思っていた。君にとって僕は何?教えて。いや、やっぱり知りたくない。でも、やっぱり欲しい。
37.
どうすればいいかな?泣いている君に、僕は何ができるかな?正直君のことよく分かってないし、的外れなこと言ってしまうかもしれない。少しでも早く笑顔になれるように、力になりたいのは本当だよ。ごめんね。数十年生きたって何も学べてない。とりあえず側にいさせて。言葉はまだ浮かんでこないけど。
38.
君が泣いても、僕はきっと気づけない。次の日いつものように笑うんでしょ。なかったことにするんでしょ。そんなの嫌だ。絶対に許さない。何かあったから泣いたんだ。堪え切れないほどの何かが。君が一人で泣いたと思うと、寂しい悲しい。隠さないで。過去には戻れないけど、拭うことなら僕にもできる。
39.
温もりは冷めるから、何度もくっつこうよ。寒くなったら、遠慮しないで。おいで。自分から言うの、ちょっと恥ずかしいんだ。ごめんね、君に任せちゃう。二人の距離がゆっくりと近づく。こんな、初々しい感じが、たまらなく愛しい。ついでにキスもしよっか。なぜかそれは積極的にできるんだ。許してね。
40.
文字でいいから伝えてみないか。声に出さなくてもいいんだ。書いて伝える手もあるんだ。消したって消えない。君の心は確かに存在する。分かってあげられるかは不安だけど、僕は知りたい。君をいつまでも待っているよ。呼んでくれたら必ず応えるよ。望んでくれるなら、ずっとずっとずーっと側にいるよ。
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