1.
「泣かないで」「泣いているのは君だよ」「笑って」「じゃあ君も笑って」「好きなんだ」「僕も好き」「ずっと一緒にいたい」「離すとでも思った?」「夢みたいだ」「現実さ」「ちゃんといる?」「いるよ」「僕も?」「君も、僕も」「分からなくなる」「これはどう?」「あったかい」「君もあったかい」
2.
忘れられないなら、忘れなくたっていいよ。捨てられないなら、捨てなくていいんだ。忘れられなくて捨てられなくて苦しくても、君はまだ全部抱えている。それでいいじゃん。胸が締まる夜は、僕を呼べ。ふらついた時は、支えてあげる。疲れたなら、少し休めばいい。一緒にいよう。二人ならそれができる。
3.
僕は君じゃなくちゃ駄目で、君は僕じゃなくてもよくて、君に好きになってもらいたくて、想いばかりが強くなって、僕は身動きが取れなくて、目を離すと君がいなくて、僕は必死で探して、引き止めたいのに声が出なくて、伸ばした手は君には見えてなくて、瞬く間に遠ざかって、ああ、もう、君に殺される。
4.
知らなかったでしょ?君が好きになる前から、僕は君が好きだった。それこそ生まれる前からずっと。人には運命があるという。神様から授けられる。僕の運命に君がいるんだ。つまり君の運命にも僕がいるってことさ。まだ分からない?分からせるよ。これから嫌っていうほどにね。二人はもう離れられない。
5.
「俺は騙されている」「誰に?」「君に」「そうなの?」「どうなの?」「だとしたら?」「どうしよっか」「遊ばれてみれば?」「名案」「ね」「とっても」「楽しいよ」「何をする?」「何をされたい?」「分かっていると思うけど?」「ちゃんと口で」「照れるなあ」「白々しい」「キスして」「次に?」
6.
一緒に逃げよう。世界が君に何をした?世界が君に何をしてくれた?世界に君は何ができた?うんざりしないか。僕はすべて捨てたい。思い返してごらん。ためらう理由なんて一つもないさ。君も同じはずだ。早く手を取って。荷物はここに置いていけ。朝が来る前に行かなくちゃ。君が来なくても、僕は行く。
7.
もう笑いかけてくれないんだね。何が駄目だったのかな。君が知りたくて、僕を知ってほしくて、貪るように求めた。君も同じだったじゃないか。すべて嘘だったの?君は変わってしまったの?どうしてだよ。いつからだよ。納得がいかないよ。僕は君が好きだった。ただ好きだった。それだけでよかったんだ。
8.
正直に言おう。君に会いたくない時があるよ。声も聞きたくないことも。姿を思い出すのも嫌になったりさ。君を遠ざけて、どこまでも遠ざけて、一人になる。だけどね、どんなに遠ざけても、気づいたら心の中にいて、僕は君に向かっていく。好きなんだ、君が。何度だって好きになる。やあ、会いに来たよ。
9.
あいつじゃなきゃいけない理由なんて、そんなの俺が知りたいよ。分からなくてほとほと困ってる。君を好きになれたらと何度も思った。実際好きになりかけた。でも無理だった。あいつが消えなかった。すべて捨ててもあいつだけが残った。この気持ちが恋じゃなくても、愛じゃなくても、胸に持ち続けるよ。
10.
そんなに僕が嫌いなの?何でそんなひどいこと言うの?嫌いなら近づかなきゃいいだろ。わざわざ現れて、ぼろぼろになるまで叩きのめす。楽しいの?あんたは何?僕をどうしたいの?ここはゲームじゃないんだ。終わりは終わり。その時も笑うの?それが望み?それで満足?僕はそれでもあんたを憎めなくて。
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